―記念講演会・討論会もあわせて開催―
出雲国際交流協会創立30周年と出雲~サンタクララ交流30周年を祝う記念講演会・討論会及び祝賀会がニューウェルシティ出雲において開催されました。
記念講演会は、島根大学学長の小林祥泰氏を講師に迎え、「国際交流と地域活性化」と題して開催されました。島根大学医学部ではアメリカや中国、インドなどと密接なつながりを持ち留学生の派遣、受け入れを積極的に行ってきています。その結果、今までに500名を超える学生が世界中に派遣され、交流の中で島根大学での学会の開催など、大きな成果をもたらしています。
討論会では、小林学長のほか、サンタクララ姉妹都市協会副会長のユキ・イケジ氏、長岡市長、島根県立大学講師のダスティン・キッド氏の4人により、「国際交流と地方都市の活性化について」をテーマにディスカッションされました。
その中では、若者が多くの経験を積んでいくことの必要性や交流自治体間相互の受け皿づくり、ふるさとの良さを再発見することの重要性などについて議論され、今後の国際交流のあり方について考えさせられました。
祝賀会では、出雲とサンタクララの交流に尽力されてきた国際交流協会終身名誉会長の桑原京之氏とサンタクララ姉妹都市協会会長のキャシー・ワタナベ氏に感謝状及び記念品が贈呈されました。また、終始和やかな雰囲気の中で意見交換や昔ばなしに花が咲いていました。今後も末永く両市の交流が深まり、人材育成とともにお互いの魅力の発信や再発見につながっていくことが期待されます。