―安政南海地震について学ぶー
神門地区の歴史愛好家で結成されている神門ヒスタムの例会が、神門コミュニティセンターにおいて開催されました。今回は森山代表から「安政南海地震の出雲地方における被害と中和久里山本家文書」と題した講義を受けました。
1854年11月4日、5日に発生した安政地震は、南海トラフを震源としたマグニチュード8.4とういう大地震だったようです。震源から遠く離れた出雲の地でも建物の全壊、半壊のほか火災など大規模な被害を受けた様子が当時の文献にも残っています。
特に、地元の豪農山本家に残る文書では、屋敷が傾き、大修理を行った様子が事細かに記述されています。今回の講義を受け、地震の恐ろしさと後世に伝えていくことの重要性を改めて認識させられました。