― 瑞風の運行と地域振興について学ぶ ―
神門クラブの会員交流会が、神門コミュニティセンターにおいて約70名の参加者のもと開催されました。今回は研修委員会の活動の一つとして、JR西日本山陰地域振興部 桑原課長代理を講師に迎え、「トワイライトエキスプレス瑞風の運行と地域振興」と題した講演会がありました。
瑞風は、瀬戸内海の多島美や日本海の夕景など美しい「車窓」、ザ・スイートなどの洗練された「車両」、一流の食の匠が監修し、車内で調理するこだわりの「食事」、立ち寄り観光やおもてなしなどの西日本の「沿線の魅力」をコンセプトに昨年6月から運行を開始しています。
運行料金は、1泊2日コースで、安い時期でも最低一人27万円、2泊3日コースでは50万円と手の届きそうもない価格となっていますが、これまですべてが10倍以上の抽選によるプレミアムチケットとなっています。関西方面4割、関東方面6割の乗車状況で、特に山陰コースは、海岸線など景色の美しさやおもてなしにより山陽コースの2倍近い人気を集めています。
JRでは近年、「瑞風」や7月から運航開始した観光列車「あめつち」など、積極的な観光客の取り込みに力を入れています。多くの方に山陰の良さを知っていただき、リピーターとして観光客を取り込み、地域が活性化することを期待しています。

桑原氏による講演