― 144年の歴史に幕をおろす ―
乙立小学校の閉校式が挙行され、出席しました。小中学校においては、人口減少が進む中、閉校や統合が進みつつあります。出雲市も例外ではなく、多くの学校が閉校、統合され、今年度末には乙立小学校と塩津小学校が閉校となりました。
乙立小学校は、地域の皆さまや保護者の皆さまに支えられ、144年にわたり、歴史を刻んできましたが、新年度からは朝山小学校と統合し、「みなみ小学校」として新たな歴史を刻むこととなります。最盛期には300名の児童が通った小学校も現在では21名となり、地域の盛衰には寂しさだけが募ります。
式典では、市長、校長、来賓のあいさつなどがあり、児童代表のあいさつ、最後には校旗返納が行われました。また、続いて閉校記念事業「ありがとう乙立小学校」では、最後の在校生の手形をかたどったモニュメントの除幕式やDVDの上映、「立久恵音頭」、児童・PTAによる歌などが披露され、感謝とともに名残を惜しみました。
小学校は地域からなくなりますが、新たな小学校に通う子どもたちの健全な成長を地域で支えるとともに、地域のつながりが保たれていくことを望みます。