― 出雲市立総合医療センター職員労働組合で初の市政報告会 ―
出雲市立総合医療センター職員労働組合の皆さまを対象として、平田文化館において初めてとなる市政報告会を開催しました。
議会での所属委員会や所管事業のほか、12月議会で行った2つの一般質問(①ごみの減量化の推進について②行政センターへの移行に伴う現状と課題について)について報告しました。そのほか、議会で議論となっている新体育館の建設、出雲市の財政状況、山陰道の開通見通しなどについても状況を説明しました。
また、「具体的対応方針の再検証」を要請する公立・公的医療機関424病院が昨年9月に公表された問題に関しては、詳しく状況を説明しました。出雲市立総合医療センターは、一定数以上の診療実績を有する医療機関が2つ以上あり、かつお互いの所在地が近接しているとの理由から、再検証が求められています。マスコミにも大きく取り上げられ、職員や住民にも動揺を与えています。
地域医療構想は、都道府県が主体となり二次医療圏ごとに決めるものであり、国から強要されるものではありません。平成28年度以降、県や医療機関と連携した取り組みを進め、地域包括ケア病棟への転換、訪問診療、訪問リハビリテーションの開始など実績を重ねていることからも、現在の対応方針は何ら間違っていないと思います。今後、地域の公的病院として地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みをさらに強化していくことが必要です。
報告会には25名の組合員の皆さんに参加いただき、財政へのチェック機能を果たしてほしいといった意見や病院労組への支援などの要望もあり、大変有意義な報告会となりました。