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いずも産業未来博2022

2022年 10月 29日

― 見て!触って!体感する! ―

いずも産業未来博が29日、30日の2日間にわたって開催され、初日に参加しました。未来博は出雲市内、県内の企業・学校など、さまざまな産業分野の製品や技術が一堂に会する年に一度の祭典です。出展者による製品・技術などの紹介や販売、イベントなど、出雲の産業の魅力を【見て】【触れて】【体感する】内容が盛りだくさんでした。昨年はコロナ禍の影響により出展ブースも少ない状況でしたが、今年は企業・団体からの出展も増え、80のブースが立ち並んでそれぞれPRされていました。

目を引いたのは(特非)かえるクラブの出展で、出雲市のごみゼロをめざした省エネ・3Rなど、さまざまなエコグッズの展示がありました。また、出雲市として取り組んでいる大型イベントでのマイナンバーカードの申請受付のブースには大勢の人が詰めかけていました。2日間で約1万1,000に方が来場され、出雲市内、県内企業のPRにつながったことと思います。引き続きイベントを継続していくことで出雲の産業の魅力を発信し、商談や就職などに効果が現れることを期待しています。

出展ブースのようす

出展ブースのようす

マイナンバーカードの申請

マイナンバーカードの申請

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出雲市職員退職者会

2022年 10月 16日

― さつま芋の収穫作業 ―

 今年6月に植え付けを行ったさつま芋(紅あずま)の収穫作業に参加しました。当日は会員15名が参加し、快晴で気温が上がる中での作業となりましたが、力をあわせて収穫作業に取り組みました。

最初に葉を切り落とし、マルチを外してスコップ、移植ごてなどでさつま芋を掘り起こしていきました。今年は高温と雨量が少なく、肥料も足りなかったせいかさつま芋が成長せず、例年よりも小さく、収穫量は少なかったようです。しかし、会員で分けるには十分な量が収穫できました。また、さつま芋の葉は炒め物にしても美味しく、牛のエサにもなるそうで、多くの人が持ち帰られました。

力をあわせて収穫

力をあわせて収穫

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荒神谷博物館第206回講演会

2022年 10月 15日

― 出雲大社と鰐淵寺との関わりについて学ぶ ―

 荒神谷博物館から講演会開催の案内があり、初めて当博物館の講演会を聴講しました。講師は、出雲市文化財課埋蔵文化財2係係長の石原聡氏で、演題は、「発掘調査からみた中世の出雲大社と鰐淵寺」でした。

中世における出雲大社と鰐淵寺の関係は、「神仏習合」の典型的な形態であり、密接な関係にあったようです。出雲大社の発掘調査によって見つかった3本組の巨大柱は、宝治2年(1248)遷宮の本殿の柱と考えられ、古文書には僧衣を身にまとい法体のまま遷宮式に参加し、遷宮を取り仕切ったとの記載があることから、鰐淵寺の僧が関係していることや大社の重要な祭事において鰐淵寺の僧侶が大般若経の転読を行っていること、中世には出雲大社境内に三重塔や鐘楼が配置され、主祭神がスサノオとなっていたとの話がありました。その後、寛文の造替(1667)にともない境内の三重塔や鐘楼を撤廃し、鰐淵寺僧による祈禱は無用のものとするなど神仏分離を進めたため、出雲大社と鰐淵寺の関係は途絶え、祭神を再び大国主命に改めたとされています。

出雲大社庁舎建設時の発掘調査においても、石組み遺構や一字一石経、祈祷札の出土など、寺院に係る遺物が出土しており、中世のようすを裏付けているとの指摘がありました。出雲大社と鰐淵寺の関わりについて深く学ぶことができ、大変有意義な講演会となりました。

石原聡氏による講演のようす

石原聡氏による講演のようす

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出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)

2022年 10月 10日

― 駒沢大学 9年ぶり4回目の優勝 ―

出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)が距離45.1km、6区間に選抜された20チームが参加して開催されました。当日の天気は曇りで気温20.5℃、3.0mの風が吹くまずまずの条件のもと、出雲大社正面鳥居前をスタートしました。

レースは、2区でトップに立った駒沢大学がその後もトップを譲らない盤石のレースを見せ、2時間8分32秒の大会新記録で出雲ドームにゴールし、9年ぶり4度目の優勝を飾りました。2位は国学院大学、3位は中央大学でした。また、母校の法政大学は大健闘し、過去最高成績の7位となりました。

スタート地点には幾重もの人垣ができ、沿道からの声援も多く、選手たちは力づけられたと思います。選手の頑張りを間近で見て、再びマラソンに挑戦したい気持ちが湧いてきました。

出雲大社正面鳥居前をスタートする20チーム

出雲大社正面鳥居前をスタートする20チーム

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出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)開会式

2022年 10月 9日

― 全20チームが健闘を誓う ―

 出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)の開会式が出雲市民会館大ホールにおいて開催され、参加しました。今年は学連選抜3チーム、単独校17チームの全20チームが参加して開催されます。開会式では主催者のあいさつや出場チームの紹介、昨年優勝の東京国際大学から優勝杯の返還、選手宣誓などがあり、健闘を誓い合いました。

優勝候補には、昨年優勝の東京国際大学のほか、青山学院大学、駒澤大学などがあげられています。私の母校、法政大学も出場しますので、精一杯応援したいと思います。選手の皆さんには全力を出し切り、最後までタスキをつないでほしいと思います。

勢揃いした出場チーム

勢揃いした出場チーム

 

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出雲弥生の森博物館 館長講座

2022年 10月 8日

― 今市大念寺古墳の新たな知見を得る ―

 毎年恒例の出雲弥生の森博物館の花谷館長による講座があり、久しぶりに聴講しました。演題は、「今市大念寺古墳について考える」でした。

今市大念寺古墳は、6世紀後半に築かれた全長約92mの前方後円墳で、南西に開口する複室構造の横穴式石室は、全長12.8mを測ります。前室には組み合わせ式の家形石棺、後室には巨大な刳り抜き式式家形石棺が配置されています。この時期の古墳としては、中四国地方で第2位の大きさを誇り、1924年(大正13)には国指定史跡に指定されています。

花谷館長からは、発見の経緯や調査の記録と研究、墳丘と横穴式石室の概要などについて詳しい説明がありました。中でも、今までほとんど知られていなかった『今市大念寺洞中細見之圖』の紹介があり、新たな知見を得ることができました。

『今市大念寺洞中細見之圖』は、発見間もない頃に描かれた横穴式石室の図面で、今は失われた情報が満載されています。これを詳しく調査された結果、後室北側の一部の石材は、発見時の開口跡であり、後から補充されたものであること、石室入り口南側の一部の石材は、前室に置かれていた組み合わせ式家形石棺を後から転用したものではないかと推察できるとの指摘がありました。館長の地道な研究と鋭い観察眼に感心するとともに、新たな知見を得ることができました。館長講座は、今年あと2回開催されます。機会があれば是非とも聴講をお勧めします。

花谷館長による講演

花谷館長による講演

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