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豊重哲郎講演会

2017年 11月 11日

―鹿児島県柳谷自治会の取り組みを学ぶ―

 講師は鹿児島県鹿屋市柳谷自治公民館長の豊島哲郎氏で、「出雲で語る。住民自治を語る。」と題した講演会が、四絡コミュニティセンターにおいて開催されました。

柳谷地区(通称:やねだん)は、120世帯、約300人が共存し、高齢化が進む中山間地域ですが、土着菌堆肥からサツマイモ栽培オリジナル焼酎開発、トウガラシ栽培からコチュジャン開発といった、集団営農から六次産業化を推進、集落の独自財源を築き、高齢者には1万円のボーナスが支給され、地方創生の”good practice”として全国的に注目されています。

講演では、「補助金漬けで国や町の行政に頼りきりでは、集落の力を削ぐだけで、集落も人も育たない。補助金に代わるもの。それは汗、活動への参加です。幼児から高齢者まで出番を引き出し、地域活動に自主参加してもらうための土台づくりが重要である」との話がありました。特に、少子化に危機感を持ち、子どもたちの参加、企画によるさまざまな取り組みが実践され、強い絆で結ばれていると感じました。今では、UIターン者や子どもたちの数も少しずつ増えてきているようです。また、2007年からは地域リーダー養成を目的に「創生塾」を開講され、全国から多くの塾生が地域づくりについて学ばれています。この塾の特長は学問を学ぶのではなく、”やねだんgood practice”を肌で感じながら、参加者一人一人が「いかに地域が自立する仕組みをつくるのか」「いかに地域の皆さんを“その気”にさせ、“できる”と思わせるか」といった具体的な地域の課題解決を目指しています。

やねだんの地域づくりの話は、人口減少や少子高齢化を抱える中山間地域において、大変参考になりうる事例だと思います。地域における課題を住民全体で共有し、そのために何ができるかを考え、出来ることから少しずつ取り組むことが必要だと感じました。

講演する豊重哲郎氏

講演する豊重哲郎氏