岸みつぞう オフィシャルウェブサイト

原子力防災を考える講演会

2014年 6月 7日

~その時、放射能から逃げられるか?~

自治労島根県本部が主催する「原子力防災を考える講演会」が、約100名の参加者により松江市労働会館において開催されました。

環境経済研究所代表の上岡直見氏による基調講演では、「原子力避難計画は必要であるが、基準を示すべき国の方針が定まっていない。多くの自治体で策定されている避難計画は、住民の被ばくを前提にしたものとなっている」との指摘が印象に残りました。

また、島根県の取り組みについて島根県原子力安全対策課長、医療施設として鹿島病院常務理事、介護施設としてゆうなぎ苑施設長からの報告がありました。鹿島病院の下瀬常務理事は、「原発から1㎞しか離れていない当病院では、原子力防災計画を立てると同時に、廃業計画も立てなければならない」といった切実な訴えがありました。

最後に、4名の講師によるパネル討論「その時、放射能から逃げられるか?」があり、「原子力災害における避難計画は、その条件により一律に定められない。国には策定にあたっての指針を明確に示してほしい」などの意見が出されました。

原発は、稼働していなくても放射性物質がなくなるわけではありません。そのために避難計画が必要となりますが、実効性のある計画にしていくために地方自治体、国との情報共有とともに医療機関、介護施設などの問題点を共有していくことが不可欠だと感じました。

上岡直見氏による基調講演

上岡直見氏による基調講演