岸みつぞう オフィシャルウェブサイト

出雲弥生博物館 館長講座

2018年 1月 13日

― 飛鳥時代の出雲と大和の関係を探る ―

  今年度、2回目となる出雲弥生の森博物館館長講座が約90名の参加者のもと、開催されました。内容は、推古天皇による飛鳥時代の幕開けに伴い、国際情勢が激変するなか、日本はどのようにその荒波を切り抜けてきたのか。また、この時代に出雲はどのように認識されていたのか、というものでした。

仏教伝来による寺院建立のはじまりの話では、市内では銘文や出土瓦などから、鰐淵寺、神門寺などが古い寺院として位置づけられ、斐川町三井Ⅱ遺跡の窯跡から出土した瓦は、三次市寺町廃寺の瓦と同じ范型で作られていることがわかっているそうです。また、唐・新羅と百済との関係、壬申の乱が勃発し天武天皇が即して律令体制が築かれ、正式に「日本」という国が誕生したという話も大変興味深い話でした。

『日本書紀』の出雲国のできごとからは、予兆、凶兆などをあらわす記述が多く、「逢う魔が時」「あわい(間)の土地」と認識されていたようです。

花谷館長の話は、時代の捉え方が適切でわかりやすく、理解することができました。今後も機会があれば、積極的に参加したいと思います。

講演する花谷館長

講演する花谷館長