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森林・林産業対策協議会

2018年 3月 26日

― 先端設備の導入による木材加工技術を視察 ―

●須山木材株式会社

須山木材株式会社は、明治10年創業、今年で141年目を迎える歴史ある会社で、現在90名の従業員を雇用しています。「未来へ森をつなごう」のキャッチフレーズのもと、挑戦・革新・教育・社会貢献を掲げられており、木を森に閉じ込めておくのではなく、都市へ出すことによって地方がよみがえるとの理念のもと、県産材を7割使用し、先端設備の導入や社有林も有するなど、技術向上に力を入れています。

工場内では、木材置場、乾燥施設、加工現場などを見学しました。中でも、コンピュータ式自動機械(プレカット)は、従来、大工さんが図面をもとに手作業で仕上げていた骨組みの継手・仕口・ホゾと呼ばれる部分などを短期間に高精度で仕上げるものです。

この設備の導入により、多くの受注に対応でき、県産材の普及に大きな役割を果たしています。需要と供給のバランスを保ちながら、森林面積率の高い島根県産材の活用により、林産業が発展することを期待します。

プレカット設備(須山木材)

プレカット設備(須山木材)

●株式会社出雲木材市場

出雲木材市場は、1961年に設立されて以降、自社開発商品(高耐久天然無公害木材、出雲で生まれた木製品「IZUCO」)、木材関連サービス(木材卸売、ストックヤード)、山林整備サービス(木材売買、間伐・保育)、住宅サービス(住宅建築)などを手掛けています。

2009年には、森林資源利用加速化事業により、高性能林業機械(スイングヤーダ)を導入し、山林業務の拡大を図るとともに、2011年には、森林整備加速化・林業再生事業により「島根県産木材ストックヤード」を整備されています。また、2015年に導入された窒素加圧加熱処理施設は、薬品を一切使用せず、200度以上の窯素加熱で木の腐りやすい成分を分解するもので、耐久性が飛躍的に向上し、軽量かつ高い寸法安定性で施工しやすく、県内外から多くの受注があるようです。高い加工技術の導入などにより、島根県産材の活用に貢献していくことが重要です。

窒素加圧加熱処理施設(出雲木材市場)

窒素加圧加熱処理施設(出雲木材市場)