岸みつぞう オフィシャルウェブサイト

トキ野生復帰検討会

2019年 2月 7日

― 出雲で初開催 ―

 環境省が主催する「トキ野生復帰検討会」が委員のほか、佐渡保護トキセンター、いしかわ動物園、多摩動物公園、長岡市など分散飼育地も含め、出雲市では初開催されました。

トキ飼育繁殖の状況について、野生で生息するトキは、約350羽、飼育のトキは約180羽であり、2020年頃までに佐渡島内にトキ220羽を定着させる目標は2年前倒しで昨年達成されたとの報告がありました。また、環境省版レッドリストでは、野生絶滅種から絶滅危惧ⅠA類に見直しされ、順調に増加しつつあるとの報告がありました。

2019年の放鳥計画においては、例年通り40羽程度放鳥し、放鳥による普及啓発を島内各地で行うことが望ましいことを踏まえ、ハードリリース方式とする案が示されました。しかしながら、ハードリリース方式の確立にはデータの蓄積などが不十分であり、慎重に対応すべきとの意見が付されました。

次期ロードマップについては、目標としてトキが自然状態で安定的に存続できる、人とトキの自然共生型社会の実現などが掲げられ、飼育・繁殖、放鳥、モニタリングなどについて素案が示されました。委員からは、次期ロードマップには遺伝子多様性を保つため、日本各地での放鳥を視野に入れた計画づくりが重要であるとの意見もありました。

検討会のようす

検討会のようす

出雲市では昨年12月に試験公開を行い、今年7月からはいよいよ一般公開が始まります。いつの日か出雲の空をトキが飛び交うことを目標に、普及啓発と環境保全型農業の推進など環境整備が急務であると思います。