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文化財保護審議会委員講座

2019年 2月 23日

― 伊勢神宮と出雲大社の関係について学ぶ ―

 文化財保護審議会委員の錦田剛志氏による「伊勢神宮と出雲大社~日出るクニと日沈みのクニを巡って~」と題した講演会があり、拝聴しました。

大国主大神と出雲大社、天照大神と伊勢神宮を対比して、出雲大社は神事・幽事(かくれたること)を統治し、大和から見て夕日・西方にあたり、伊勢神宮は顕事(あらわなること)を統治し、大和から見て朝日・東方にあたると説明がありました。また、創祀と創建について、古事記や日本書記の記述から実像に迫り、建築様式、祭祀儀礼の特質についても言及がありました。

最後に、歴史性を超越して神話伝承に立ち戻り、「はじまりの理想」にある「あるべき姿」を追求し、創出しようとする、その神祭りの本質が神社の伝承、祭祀儀礼、建築の特質となるのではないかと持論を述べられました。いつものように、ユーモアを交えての講演で、楽しい講演会となりました。

錦田剛志氏の講演

錦田剛志氏の講演