岸みつぞう オフィシャルウェブサイト

自治体議会特別セミナーin松江

2020年 7月 22日

― 議員の資質向上について学ぶ ―

自治体議会特別セミナーが島根県民会館において開催され、参加しました。三重県地方自治研究センター上席研究委員の高沖秀宣氏を講師に迎え、議会活動・議員活動を行う上で重要な「議員の資質向上」と「政務活動費の活用策」について、基本的な事項から政策立案への活用策までを学びました。

議会の役割・機能は、憲法では議事機関として、地方自治法では議決機関として位置づけられ、あわせて執行機関の事務執行に対し、監視する機能を持つものと解されています。直接住民を代表する機関である議会と首長が、相互の牽制と均衡の関係に立つという考えに基づき、憲法上でも「二元代表制」が要請されています。このことから、議会には議事機関としての審議・議決・議案提出などをとおし、政策形成機能の一層の発揮が求められていると指摘されました。また、議員の役割として、議員個々の能力、議会全体としての能力を高めることの重要性、議員に求められる資質として、専門性を高め、必要な情報収集を行いながら政策提言・政策立案を行っていくことが求められると指摘されました。執行機関の追認機関から脱皮し、議員間討議を中心とした議会運営により、監視型議会から政策提言型議会への転換を図っていくことが求められていると感じました。

政務活動費は、地方自治法では、議員の調査研究その他の活動に資するための必要な経費とされています。しかしながら、どのような経費の範囲を条例で定めるかについては、各議会で条例によってそれぞれ定められており、使途基準も統一されていない現状にあります。

高沖氏は、本来の意味合いからすれば、調査研究につながる活動と解釈すべきであり、さまざまな議会において、議員の政務活動費の不適切な支出が問題となっていることからも、間口を狭めてより厳格に改めるべきとの考えを示されました。

政務活動費は、議員としての政策立案能力を高めるために調査研究を行うことが主目的であることを常に自覚し、住民にその成果を示すことが重要であると思います。今後、議会として条例を見直しなどの議論も必要ではないかと感じました。

高沖秀宣氏による講演

高沖秀宣氏による講演