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出雲市議会商工議員連盟

2022年 12月 7日

― 出雲市商工団体協議会からの要望書への回答を協議 ―

 出雲市商工団体協議会からの要望書を受けた出雲市としての回答について、関係各課から説明があり、意見交換を行いました。多岐にわたる要望のうち、新規要望には山陰スマートICの整備の働きかけや地域内経済循環の推進など、5項目があげられています。

山陰スマートICの整備の働きかけについては、市域全体に有益となる地域振興策とともに南部地域の活性化に寄与するスマートインターチェンジの整備の有効性は高いと考えますが、補助制度の活用が不可欠なことから、国、県など関係機関と協議を行っていくとの回答となっています。出雲市議会においても「山陰道スマートインター整備促進議員連盟」が発足し、補助金の活用に向けた調査・研究が行われています。市の持ち出し財源が多額に上ることも予想されることから、関係機関との協議を含め、より有利な補助金の活用と活性化に資する有効な手法を検討していく必要があります。

地域内経済循環の推進については、大型店舗やオンラインショッピングの利用増により市内から資金の流出が続いている現状から、地域で消費するものを地域で生産する「地消地産」、地域外から獲得した資金を地域内で循環させることで地域に雇用と所得を持続的に生み出す取り組みを行うことを要望しています。回答として、地域内経済循環の重要性について講演会の開催や市内での消費促進啓発を行っていますが、今後どのような取り組みができるのかを検討していきたいとされています。新たな視点での取り組みになりますが、小規模でも地域内で資金が円滑に循環し、資金を地域にとどめることで経済効果を高める具体的な施策を期待しています。

そのほか、コロナ融資の元本返済にかかる支援や出雲空港と一畑電車を組み合わせた観光周遊ルートの創出、地域コミュニティセンターの商業利用についても新規要望としてあげられています。商工施策についてはさまざまな課題が山積しています。一度に解決できる問題ではありませんが、具体的で有効な支援策を提示することにより、改善に努める必要があります。

出雲市議会商工議員連盟のようす

出雲市議会商工議員連盟のようす