岸みつぞう オフィシャルウェブサイト

出雲弥生の森博物館 館長講座に参加

2014年 11月 15日

―前方後方墳と前方後円墳について学ぶ―

 2回目となる館長講座が出雲弥生の森博物館で開催され、参加しました。今回のテーマは「前方後方墳と前方後円墳」でした。前方後方墳は出雲に多い墳形で、全国的にも在地性が強く、上野(現在の群馬県)や下総(千葉県)、常陸(茨城県)などに多くみられます。

しかし、他の地域とは違う特色がこの出雲にはあります。それは、前方後方墳の前方後円墳との比率が格段に高いことや、他の地域では古墳時代前期に造られるのが一般的であるのに対し、出雲では古墳時代後期に盛んにつくられることなどがあげられます。

この特長に対して館長の見解は、出雲における前方後方墳は、山代・大庭古墳群(松江市)を築いた一族による東部出雲での覇権確立の動きと連動して築造され、覇権確立は山代二子塚(出雲最大の前方後方墳)の被葬者によって成し遂げられたのではないかという論を展開されました。

全国的な特徴と出雲の東西での状況などを踏まえた説明には納得できるものがあります。今後も館長のさまざまな話を聴いて、古代の姿を思い描いていきたいと思います。

講演する渡邊貞幸館長

講演する渡邊貞幸館長