岸みつぞう オフィシャルウェブサイト

過労死防止を考える島根のつどい

2014年 11月 29日

―過労死防止法を実効あるものに―

 過労死防止を考える島根の会と連合島根が主催する「過労死防止を考える島根のつどい」が松江市くにびきメッセにおいて開催され、参加しました。

つどいでは、全国過労死を考える遺族の会 代表世話人である寺西笑子氏から基調講演があり、自身の夫が過労死により自死に至った経緯などについて話がありました。そして、裁判をとおして実証していくことの難しさや支援者の必要性を感じ、全国過労死を考える家族の会の発足、過労死防止法制定の取り組みをとおして遺族が直接訴えていくことが重要であると話されました。

寺西代表が中心となって訴えた過労死防止法は、今年の通常国会で成立しました。その総則には過労死はあってはならないと謳われ、遺族が願うワーク・ライフ・バランスや過労死防止を国の責務および自治体の責務規定としています。

その後、シンポジウムとして寺西氏をはじめ島根県経営者協会、弁護士、連合島根のそれぞれの立場から、取組の状況や課題提起がありました。その中で重要なテーマとして浮かび上がってきたのは、長時間労働の是正、家族とのコミュニケーション、高校・大学での教育などです。

今、国会において成果主義を基本とした新たな労働時間制度の導入が検討されていますが、正しい労働時間管理がされないことにより、過労死が増える懸念があります。過労死のない社会をめざすためには、正しく時間管理され、ワーク・ライフ・バランスが保てるルールの確立が先決であると思います。